2018年9月2日日曜日

Lenzi

ご縁というのは本当に面白いものだ。

この日ワークショップで出会ったとある弁護士が,某国白邸の役人が来る会合に誘ってくださり,わたしのような若輩者が同行させて頂くことになった。
それでそのままディナーにも参加したのだけれど,わたしがイタリア料理好きとこぼしたのを拾ってくれていて,バンコク一だというトスカーナ料理店がこの日の舞台になったのである。

こちらのオーナーシェフはイタリア人。どの州のご出身でいらしたかは失念してしまった。
トスカーナ料理がメインではあるものの,アジアならではの食材をイタリア料理にふんだんに使うべく様々な州料理も提供している。

この日のお料理はコールドミートの盛り合わせに始まり,雲丹のスパゲッティ,サーモンのローストときて,ドルチェにはパンナコッタ。
飲み物はプロセッコ,フリウラーノ,シチリアの白,レモンチェッロ。

コールドミートは脂が苦手で普段はあまり食べないのだが,こちらのものはどれもとても美味。
特にナッツやトリュフなどの香りが良く,お肉だけでない旨味に溢れていた。

シェフは東京が大好きとのことで,都内のイタリア料理店の話で盛り上がった。
バンコクでイタリア料理を食べるつもりは全くなかったので,ひょんなことから訪問できることができ嬉しく思うばかり。
日本人のグループもちらほらいて,どちらかといえば奥まった場所にひっそりと佇むレストランなので,様々な層からの人気がうかがえる。

実はもともとこの晩のためにnahmを予約していたのだが,フュージョンタイ料理ということで,そもそもフュージョンには興味がないのとどれもスパイシーそうだという懸念もあったので躊躇なくキャンセルしてしまった。申し訳ありません。
9月には北京でオススメのイタリアンに連れて行ってもらう予定なので非常に楽しみ。
やはりイタ飯の生命力は強い。


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