2018年8月31日金曜日

Eathai

S夫妻にオススメされたフードコート。

広い。だだっ広い。

店が多すぎるのに店構えは全部同じだし,どこもメニューが変わりばえのしないデザインだから,どこの何を食べるか決めるのに非常に困った。
選択肢が多いほど人の幸福度が下がるというのはまさにこういうことなのだ。

あまり冒険する気もなかったので,蟹のイエローカレーに米のバミチェリのセットをオーダー。
普段ジュースは飲まないのだけれど,隣のお店にディスプレイされていたパイナップルの器に入ったスラッシーが美味しそうだったので,つい頼んでしまった。

いそいそと席に戻り,まずはカレーを一口。

辛い。辛すぎる。

イエローカレーなのにこの辛さって?今まで蟹カレーで辛いのなんてあったかな?米麺の量が少ないからご飯のセットにすればよかったかも?
などと秒速で脳内議論。
あまりに辛いので涙が出始め,スラッシーを頼んだことに心から感謝しつつ舌をなだめてみる。
もうこの時点でグレイビーを食べるのは諦め,蟹肉だけつつくことに。
半熟卵がトッピングについていたのでもちろん食べたのだけど,そのマイルドさにかえって口内が動揺していたという有様。

少し悲しくなって,気分転換にと目の前にあったソーセージ屋さんで一皿頼んでみたのだが,これがまたイサーン地方の発酵ソーセージ『ネーム』で,美味しいには違いないけれど体調万全ならよかったのに,出会ったタイミングが遅すぎたのね・・という顛末でした。
とにかく舌がやられてもう味わからないの。

そんなこんなで涙に溢れそのせいで顔がむくむという切ないディナーであったものの,タイでしか経験できないタイ料理を食べられたことは嬉しかったし,何より本場を体験するのは大事なこと。
ここはスーパーも併設しておりお買い物もできるし,ラグジュアリーモールの地下とうこともあってハイエンドなフードコートなので,楽しいは楽しい。
日本の方々へのお土産にタイ土産定番のお菓子をいくつか買い,満足して帰途についた。
蟹カレーのリベンジはホアヒンでしっかりしました。


2018年8月29日水曜日

Breeze Restaurant / Sky Bar

バンコクでの初日ディナー。
同じワークショップに参加していた,業界団体で同じコミッティーに所属する弁護士陣と。5月のシアトル以来で握手握手。

土地勘もなく近場のレストランも全く分からなかったので,一人に連れて行かれるがままにLebua Towerへ。
いきなりエレベーターで52階までグングン上がります。

このタワーは夜景・パノラマビュー・ルーフトップバーが有名だそうなのだが,これまた噂に違わぬ美しさでテンションは最高潮。
新宿パークハイアットのように高層階過ぎて何が何だか分からないというビューではなく,屋外だからも相まっての開放感に満ちた街の輝きがとても綺麗だった。
NYのロカフェラセンターともまた違うし,煌めきが濃いというのかな。鮮やかというべきかもしれない。

で,こちらのBreeze Restaurant,タイ料理かと思いきやメニューの多くが中華料理。
その中で最もタイなものを選んで皆さんでシェアすることに。
わたしは大好きなソフトシェルクラブの唐揚げをチョイスし,その他はトムヤムクンやら和牛のソテーやらバミチェリの焼きそばやら。
数種類のソースと前菜がまず出されるのだが,ここから既にレベルが高く期待が高まる。
実際にどのお料理も美味しく,基本的にトムヤムクンはそれほど好まないわたしがとても気にいるスープだった(つまり辛すぎない)のが非常に好印象だった。

食事中はシャンパンをグラスで頂いてからニュージーランドのビオ。
バーのフロアに移ってカクテルを数杯飲んでからのペリエジュエをボトルイン連発,と全員はっちゃけてしまい,翌日はさすがにダウン。
例によって猛省するも,予定をキャンセルできるわけもなく,荒れ気味のチャオプラヤ川でボートに乗りながら吐き気と戦うという何この修行。
更には嵐で暴風雨になり,雨に打たれながら,どさくさに紛れて川へリバースしてしまおうかと血迷うくらいには悪質のhangoverでございました。

それにしても,歳をとるに連れ,二日酔いの症状が後から来るのは本当にやめて欲しい。
この日も朝6時過ぎに起きた時はややダルい程度だったので,プールへ泳ぎに行ったのだが,10時頃から2時前がピークで頭痛とも吐き気とも言えない全身全霊への鈍痛に苦しんだ。
朝はしっかりルームサービスで『タイ式ブレックファスト』をオーダーして鶏肉入りオムレツやら豚の串焼きやらワカメスープやらを掻き込んだのだが,「二日酔いには重いものを食う」の定説は如何に?


2018年8月28日火曜日

St. Regis Bangkok

初めてのバンコク。
タイには興味はあったものの実際に旅程を組むほどのきっかけはないままでいたのだが,ありがたいことに出張で行けることになった。

初めての国,言葉の分からない場所,一人ぼっちという3点セットの旅行はほぼ未経験のため,出国前は緊張してしまった。
インターネットで調べてみれば,「タクシーにボラれる」だとか書いてあるのをたくさん見かけたので,車はしっかり日本から予約して行きましたよ。

今回は,バンコク空港→バンコク市内ホテルとバンコクホテル→ホアヒンホテルはThai Call Taxi, ホアヒンホテル→バンコク空港はHua Hin Cabを利用。
どちらも運転手さんは朗らかで親切だし車自体が快適。バンコクでは普通のタクシーにも乗ったけれど,乗車する前からふっかけて来るのには少し呆れた。

ワークショップの会場だったホテルには泊まりたくなかったので,徒歩5〜10分程度の距離にあるSt. Regisを選んでみた。
ポイントも溜まるしプールとジムが綺麗そうだったのが理由。あとから何かで読んだのだけど世界で一番安く泊まれるSt. Regisらしい。

部屋は広くて過ごしやすいのだけれど窓の外の景色はただのゴルフ場で呆気ない。
ただ何時でも対応してくれるルームデリバリーの飲み物(コーヒー・紅茶)やアイロンがけなどの無料サービスは非常にありがたかった。
ルームサービスの食事は特筆すべきことはないけれど,朝食ビュッフェはそこそこ充実していて,タイカレーとカスタード入りのドーナツが美味しい。
プールの水はやや冷たいのが残念だったが,ジムは清潔で気持ちよく利用できた。

仕事絡みで訪れたため,なんだかんだ時間の拘束が大きく,市内を回ったり観光したりできなかったこともありバンコクを満喫できないまま終わってしまった。
正直言えば,あまりエキゾチックな感じがなく,タイらしさというものはほとんど実感しなかった。
方々に仏像があったり「タイっぽい」側面はあるものの,アジアのどこにでもなれそうな抽象的な色が強くなってしまっているのは,やっぱり現代的なビジネスタウンだからなのだろうな。

もしまた仕事で来ることがあれば,次回はもっと観光できるよう時間を確保したい。
でもプライベートでは・・どうかな〜。



2018年8月26日日曜日

Aleenta Resort & Spa

また筆不精になり数ヶ月が経過。備忘録の為にも,それからこれからはもう少し出張記録のためのブログにしていくつもり。

出張記録と言いながら,プライベートの滞在で来ているホアヒンについて。
今回は業界団体のワークショップがバンコクであり,パネルディスカッションで話すよう依頼があったので,ここぞとばかりに人生初のタイ訪問となった。
そのついでに週末は休暇を取ろうとホアヒンまで足を伸ばしたのだが,結果的にバンコクよりもよっぽどタイらしさを学び楽しめる充実した時間を過ごすことができた。

泊まることにしたのは,エコフレンドリー&ロハスがテーマでビーチフロントかつプール付きのコテージがあるホテル,アリーンタ リゾート&スパ。
オーガニックな食材に拘っているという点にも惹かれたのでこちらに決定。
リゾートらしい白い壁と木目調が素敵なおしゃれな外観。

室内は最低限の照明とインテリアでとても落ち着ける。
TVもないので夜は明かりを消して波の音を聴きながら,なんと12時間も眠り込んでしまった。
ただし自然派を謳っているホテルのため,極小の蟻の団体が枕の下にいたり蚊や蝿の類が飛び込んで来たりはするので,虫は絶対NGという方には過酷かと思う。

レストランの食べ物は,お店でのタイ料理はもちろん部屋までデリバリーしてもらえるピザが秀逸!
ガパオライスのピザ版 Pad Ka Prow Mooをオーダーしたのだが非常に美味しかった。
豚挽肉,ホーリーバジルにモッツァレラチーズ。甘辛なソースがとてもよく合う。これは本当におすすめ。

この近辺は正直あまりやることはないので,ふと思い立って自転車を借りて4キロ強先までクルージングしてみた。
道路沿いには様々な飲食店や露店があり,右手には海が続き,もう左手には深緑が続く。
道も整備されており走りやすく気持ちが良い。
途中でGoogle mapを見たところ,割と近いところに良さそうなレストランがあることがわかったので,進路を変えて中径をキコキコと。
このレストランがまた大当たりで,こちらがタイ語が分からずも親切に対応してくださり,料理も手頃で実直なローカルフードが楽しめた。
タイ料理といえば蟹に執着するわたしなので,蟹チャーハンと,野菜炒めを頂いた。
お店の名前は Krue Luksaow です。とってもグッド。

プランブリというエリアは実際にはホアヒンのマーケットやモールなどからは遠いので,ただ閑静な休日を過ごしたい,というオケージョンならプランブリが良い。
ただビーチは貝殻が多く裸足で歩くと危険なので,海で泳ぐのには不向きかもしれない。
それよりも,町中に咲いているプルメリアの香りが芳しく,ものすごく癒される。
プールの水の上にもシャワーブースの床にも花が落ちて来るのでいい香りが漂っていた。

最終日はバンコクへ戻るのにタクシーを手配していたので,その時間までスパでマッサージのコース。
Spa Buffetの中から好きなメニューを組み合わせることができる。
今まではシャングリラ東京のChiスパが一番好きなマッサージだったのだけれど,こちらのスパも負けず劣らずのマッサージのクオリティであった。

ちなみにバンコク〜プランブリ間は渋滞なしで3時間程度。
そのまま空港へ直行で日本へ帰国だったので早めにホテルを後にした。

そんなこんなで,なんとなくで選んだホアヒンだったけれど,リラックスできリフレッシュできで大満足。
最初はサメット島へ行くことを検討していたものの,タクシー一本で移動できたり人気のリゾート地とは異なる穏やかな時間が過ごせたので,ホアヒン(それもプランブリ)に来ることにして大正解だった。
バンコクへまた訪れることがあればホアヒンへも是非再訪したい。

この旅行のおかげで,今まで大の苦手だった虫一般がだいぶ気にならなくなった。ありがとよ。